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執筆者の写真Masako Takashima

ヤロー精油の沼にハマった

更新日:2022年3月27日

沼の1歩めは、勉強会の準備

ただ、勉強会の準備をしていただけだった。精油を取り寄せ、ブルーの青色がきれいと思いながらブレンド。この香りを折ちゃんが作ったのか~!折ちゃんは、きっと全部ARTQの精油を使っただろう。私の色んなメーカーの精油を使ったブレンドとどう違うんだろうなぁ。・・・と、ここからだ。


ちょうど、彼女のサロンで講座を予約していたので、このブレンドを持って行って比べさせてもらおう。そしてARTQのヤローの精油の事も聞いてみよう。そんな簡単な気持ちで準備していた。



ヤローの精油は青いって習わなかった?

機関誌にも、私が持っている精油の資料にも「ヤローは青い」「それは含有成分のカマズレンによるもの」と載っている。だから、皮膚のトラブルなどにも有用なわけで。ちなみにカマズレンは、カモミールジャーマンにもタナセタムにも含まれる。それは調べれば色んな所で目にする情報。


自分が欲しかったのはARTQの精油だったけど、その通販サイトには、ヤローは売り切れとあったので、HP上で成分分析表だけ見させて頂き、購入は断念。良い精油買いたいなと、私なりに調べてCOONAさんというところで購入した。品質管理、分析、保存・・・HPもきれいで見やすい。うんうん、いいぞと思って購入。


もしARTQで購入出来て手元に来ていたら、封を開けてブレンドした瞬間にそこで「え?あれ?」ってなっていた。ARTQのヤロー精油は青くない。


勉強会の準備が好き

AEAJの機関紙が来て、ウキウキで勉強会の準備を始める。特集は何だろう、精油は何だろう。「うわ~!そうなんだ~!」っていうものをいくつ見つけられるかな?いつもそんな気持ちで本を開く。


新しく知った情報を資格講座やオリジナル講座のテキストに加えて行ったりの作業をする。そうしながら、自分の知識がブラッシュアップ・アップデートされるのが嬉しい。自分の持つ情報が全部正しいとは限らない。間違えた理解をしている事もある。


正解も自然の数だけ小さな事実が存在するので、自分の知識なんてほんの爪の先ほどだと思っている。だから、常に「え?」と思ったことを、感じたいし、知りたくてたまらない。


協会の機関紙に載せるからには、その内容は「正解」。でも、それもたくさんある答え(事例・データ)の一部。全部載せたら専門書になっちゃうからね。だからこそ、自分も出来得る限り調べて「この範囲の中の、この部分の話なのね」と把握するようにしている。


(どうにもこうにも理解不可能な話でも、最低限、精油の名前、用語の名前は調べる様にしている。それだけでも、英語の長文の単語調べの様に調べるうちにだんだん、理解できる。)


さて、今回のヤロー沼の件だが、「精油辞典」の精油がヤローだった。友人の折立美奈子氏のレシピが載った。これは作らねば!とワクワクした。ヤローと、レモンバーベナ。ヤローは持っていない精油。では購入しよう。彼女のサロンはARTQの取り扱いをしているのできっとARTQのヤローを使ったに違い無い。そして本文の最初に書いたところに繋がる。


青くないヤローがある

折立氏に、ブレンドした精油を持って行くので、比べてもいいか?と尋ねた。その時に、なんと「ARTQのヤローは青くない」と判明し、衝撃だった。そこから二人で、「なんで青くないのか」という沼にハマった。


そして、とにかく会って見せてもらった。おお、青くない。そして、ご好意により、ARTQの精油でブレンドまでさせて頂いた。これってね、本当に本当にすごい事なんだよ。私にしたら奇跡の時間。


こんにちは。ヤローさん初めまして。の気持ち。どうして君は青いくないの?と聞いても答えてはくれないので、とにかくあらゆる限り調べてみるところから始める。この日は、ブレンドしてスメリングして終わって、帰宅後から調べ始めた。

もちろん、私のブレンドと、彼女のブレンドの香りは違った。


この後、IPAP協会栗栖智美氏の「オンラインサロン」で、質問してさらにヤローの情報を収集。後に上田香織氏も参戦。結局10枚以上ものレポートになった。ヤローだけで!!


折立氏は英語が出来、栗栖氏はフランス語が出来る。フランス在住で現地で結婚し子育てし、アロマや自然療法のお仕事をしているので、もちろんフランス語も、フランスのハーブや精油の専門書も原語で読める。上田氏は英語で書かれているドロップスミスのサイトを送ってくれた。外国のメーカーのヤローの成分の円グラフがあるやつ。なんだ皆本当に、すごいな。こんな友達が出来るって、自然てすごいな。


そしてそれぞれがイギリスやフランスのハーブや精油の本を調べてくれて、すごい資料になった。結論から言えばヤローが青いというのは合っている。でも、青くないのもある。そういうこと。ケモタイプ・・・と言っていいのかもしれない。


レポートには、ARTQ、COONA、のそれぞれの成分分析表、機関紙の成分の円グラフを載せ、ナードの小事典の内容も載せ、ヤローは原料のハーブでは何と呼ばれているのかなど、自分が調べ得る限りのものを集めてみた。


・・・・・で?これがどうした?って、話ですよ。何に使うの?って聞かれたら、「さあ?」です(笑)。

でもね、何かの折に「青い精油は・・・」ってなった時に、ジャーマン以外にヤローが出てくる。その時に、ヤローは青だけじゃないっていう情報を言う言わないは別として、知っているか知らないかで、何に付けても説得力というか自信というか、そういうものが変わって来ると思うんだ。


そういう小さな、一見どうでもいい積みかさねを努力というのかもしれない。何かに迫られてやっつけ仕事で作る講座と、知っている中からチョイスして作る講座。

受講する人が、ひとつでもふたつでも「へえ!」とか「そうなのか」と思えるものを提供したいと思っている。それには、日々「うん知っている」という植物や精油の事でも何度でも調べてみる。


そんな気持ちでいるから、今回はヤロー沼にハマり、仲間も一緒にハマってくれた(笑)みんなすごい人なのに、色々惜しげもなく教えてくれた。


私の講座で、余談が多いのはこういう事がたくさんあるから。通ってくれているうちに、知らず知らずのうちに知識が増えていく。ただテキストをその通りに読むだけなんてしない。


結局仕事にするには、こんな情報や経験がいくつあるか?だと思うんだよ。そしてそれを好きかどうか。楽しめるのかどうか。私は死ぬほど楽しい。


さ、次回は何の沼にハマりましょう。一緒にハマりたい方はいつでも連絡ください。


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