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執筆者の写真Masako Takashima

2022年 ブラッシュアップ勉強会「冬」

更新日:2022年2月28日




□開催:2022年3/31まで(13~17不在)

□時間:2時間お好きな日時でお申込み

□4,000円(税込/材料費込)

□対面マンツーマンレッスン(zoom可)

▣出張先でのレッスン可。香りのブレンドは、作成可能。クラフトは不可能。

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□時間延長:1時間1,000円(税込)

□クラフト追加作成500円~1,000円

□詳細とお申込み:こちら からどうぞ

 


1/精油のブレンド:テーマ「小寒」

  • シベリアモミ

  • ゆず

  • ペパーミント

  • ガルバナム10%

  • ホーリーフ

  • ローマンカモミール


これらの精油をブレンドします。この中から、特に個人的に好きな「ガルバナム」を、説明します。ぜひ単独に香って頂きたいと思います。個人的には、疲れて睡眠にどっぷり浸かりたい時に私はこの香りを利用することが多いんです。


◎ガルバナムは、精油を無水エタノールであらかじめ10%に希釈させておいたものをします。スメリングともと癖のある強め香りですので、薄める事でスメリングしやすくなると思います。



2/クラフト=今回は様々な蒸留水の体感や利用法の説明をします(お持ち帰りあり)


これは、北海道に行った時のファーム富田のラベンダーの蒸留を行っている場所↓

これは、ファーム富田の資料館にあった、昔の蒸留器↓

こんな大きな釜は、持っていないし…連れていけないし・・・



また、今回のテーマ蒸留は「クラフト」に結び付きにくくて・・・・

むりくりクラフトを作るのも、気が進まないので、いっそ芳香蒸留水を各種楽しもうと考えています。(笑)


無理くり作るクラフトとは=水を使うクリームを作る。化粧水や美容液を作る。などです。過去には作ったこともあるし、今も色んな使い方をしているのすが(チンキなどと合わせてフェイシャルパック、水を使ったクリーム等)、冷蔵庫に入れて早めに使わないといけません。


私は普段アロマコスメを使っていない方が、冷蔵庫で保存し、1ヶ月以内に使い切れるかどうか・・・これを作るのは楽しいけれど、みんなが皆やりたいか?と悩むのです。


勉強会の時は、私が見たり、やったりした蒸留の話し、こんなところで体験できるよ、というようなご案内をさせて頂けたらと思います。


ただし、蒸留もやっぱり見て頂きたい。今回は「課外授業」と題して、蒸留会を行う事にしました。

圧搾法でならったレモンを、水蒸気蒸留します。

今は蒸留器が色々出ていて家庭でも気軽に出来る蒸留法が紹介されています。私の周りでも、「家庭で出来る、気軽な蒸留」から「本格的な蒸留」「商業としての蒸留」している方までたくさんいらっしゃいます。


商業的にされている方、本格的に勉強している方に見せて頂いたり、ハーブ園の蒸留を一緒にさせて頂いていますが、私は自宅で蒸留はしません。「いい蒸留」をするって本当に大変なんだなと言うのを何度も目の当たりにしているので、手を出すのを断念しました(笑)


蒸留水は化粧水替わりに良く使います。日焼け、乾燥肌、疲れ、ストレス・・・・色んな事に役に立っています。精油よりも更に自然な優しい香りで使いやすいの。


ローズ、ラベンダーはもちろん、ハマメリスも大好き。ハマメリスは、生徒さんにもとても好評です。

それから、リネンウオーターにしたり、空気が乾燥する時にシュッとしたり、そんな風に使っています。勉強会では、このような事を紹介させていただいたり、サンプルをお持ち帰り頂いたりしようと思います。(使用は、自己責任の上ご利用ください)



3/香りで広がる文学の世界



学生時代、古文が好きだったのですが、先生の説明に香りや食材などについての説明がチョイチョイ挟まれていて、詳しい言い回しは忘れましたが、たぶんその時から香りと文学(文字)の繋がりに興味を感じていたのだと思います。

文字から感じる、味や香り・・・今も香りを文字化(言葉化する)表現を試行錯誤しながら広げる努力をしています。


今回も、文字から香って来る香りを想像しながら、皆さんと文字と香りの世界を楽しめたらと思います。


※興味のない方は飛ばします(笑)違うお話をしましょう。 本の題名に合わせて、様々な香りを調香をお仕事にされている方がブレンドレシピを作成されています。別途料金(+1,100円)にて作成可能です。スメリング(試香)だけなら無料です。


カーネーション、バニラ、アンジェリカルート、ブラックカラントバッド、レンティクスク、チュベローズ、ヨーロッパブドウ、の精油は持っていないので、それらを使うものは無理ですが、バイオレットリーフ、イリス、トンカビーンズ、ミモザ、ガルバナム、はあります。


個人的意見ですが・・・・、もはや想像もつかない精油・・・このブレンドは普通の人がなかなか作れない香りだと思うんですよ。このレシピは誰に宛てて作っているのだろうね・・・。

想像がつかないからこそ、作ってみたいと思わせたいのか。でも、その前に諦めてしまう人が多そうな・・・・なんだか複雑な気持ちになったのは私だけでしょうか。


4精油図鑑(二つともスメリング可能)

■ヤローとレモンバーベナ

今回の目玉でもあります。


<ヤロー>

青いと思っているヤロー。カマズレンの青。蒸留すると出てくる青。カモミールジャーマンにも入っているカマズレン・・・。

だが、


ヤロー=青い、とは限らない事が分かった。


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今回、この精油図鑑にある精油のブレンドレシピを考えたのが友人の折立美奈子氏でした。何のご縁か、たまたま1月に彼女のサロンの講座る受けに行く予定にしていたため、ヤローの精油やブレンドについて聞きました。


今回、彼女と、私の師でもある、栗栖智美氏にもご意見を伺い、ものすごく深くまとめたレジュメが出来上がりました。勉強会に来られた方には、ご覧に入れます。


そして、精油を選ぶ時に起きる「あれれれ?」=「ワクワク!」なんだという事をお伝えしたいと思います。


<レモンバーベナ>

こちらは、ハーブ(ドライ)を手に入れたので、このハーブティーと、買いたてのレモンバーベナの精油をスメリングして頂こうと思います。


Herbと、精油の違いをどうぞ、感じてください( ^^) _旦~~



5/学名から読み解く植物の秘密


「姿、形」にまつわる学名の植物


シリーズ3回目です。

1回目が「色」

2回目は「におい」

今回は「姿、形」

です。


学名って、読みにくいし覚える必要ある?と思ったこともありますが、精油だけでなく植物や動物、生き物すべての分類に興味を持つととても興味深いです。いつかきっと役に立つときが来ると思うので、ぜひ頭の片隅に、「ふ~~ん」程度でいいので入れて頂けたらと思います。


6/精油の抗炎症のメカニズム


◎炎症について

◎アトピー性皮膚炎の炎症を引き起こす物質「TARC」

◎「TARC」に精油が与える影響=どの精油が、TARCの産生阻害を示すか


※くれぐれも、これは世の中にあるたくさんの研究の中の一例にすぎません。この結果をもって、「アトピーが治る」とか「これで発症しなくなる」と言う事ではありません。可能性が示唆された、という事です。


7/虫(ダニ)の忌避作用がある精油


◎無水エタノール、ハッカ、ヒノキ、ティーツリーで実験

◎ダニの侵入数が少なかったのはどれか!


※ダニを使ってなんて、自分では絶対に出来ないけど興味のある実験。ダニが増える季節にどれを使おうと迷った時に覚えておくと便利ですよね。



8/その他

 


【アロマテラピー勉強会】


アロマティコでは、どの講座でも必ずこんな事を意識しながらお話します。


□ホリスティックに物事を観るくせをつける。


□恒常性(心身のバランス)を意識できる自分を作る。


□観察力を身に付けよう。


□精油だけが全てでない。自然療法の一つ、という観点でアロマテラピーの知識を得よう。


□「自然のもの=安心安全」ではない事を頭にいつも入れて置こう。それはどんな事を指すのか学ぼう。


□技術とか知識より前に大事なことがある事を忘れない。人の手は、口は、眼差しは、どんな事が出来るのか、頭は何の為にこんなに物事を考えるのか、考えよう。


□非言語コミュニケーションについて考えて、言語に頼らない気持ちの伝え方を知ろう。



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資格を取っても、勉強し続けなければ忘れちゃいます。また、教わったことを使い出すと絶対に「あれれ?」が出てきます。


あれれ?とは、「習ったことと違う?」とか「教わった通りにしてみたのに、あの時みたいにならない」「そんなの初めて聞いたけどどうなの?」「教わったことと矛盾しているような話が出てきた」の事です。そうです。自然のものを扱うと、食材や料理と一緒で、食べる人の(使う人)の好みや状態によってもいろんな違いが出てきます。


だからこそ、ずっと使い続けてもらって、その都度でてきた「あれ?」に出会いながら、最終的には一家に一人の自然療法が出来るセラピストさんが居るような状況が広がればいいなと思っているんです。


そうしてわたしは、「こんなことが起きたけどどうして?」とか「こういう時はどうすればよかった?」と起きたことについて、いつでも勉強し続けられる環境を、ずっと提供していけたらと思うんです。


年に4回開催している、ブラッシュアップ勉強会です。お申込み、お待ちしております(^^)/

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