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執筆者の写真Masako Takashima

アロマクラフト/失敗に関して

更新日:2022年1月12日

勉強会で作ったアロマクラフトを失敗したので、記事にします(^^)/

(くれぐれも、機関紙へのクレームでは、ありません。)

アロマクラフトは自然な材料で作るもの。なので、失敗という言葉は合っていないかもしれません。「思うような状態にならなかった」が正しいかも。お料理と一緒です。


今回の失敗の内容

AEAJの機関紙に掲載されていたレシピでお香を作りました。商品名は「ボタニカルインセンス」おしゃれです。おしゃれなんだけど、最後まで燃えなかったんです。


ネットでも色々調べたら、乾燥ハーブ(ヨモギなどの和ハーブや余ったハーブを利用したものなど)を利用したものや、タブ粉を使ったもの、ハーブと水やはちみつで固めたものまで色々ありました。


「燃えなかった」という失敗を(失敗と言う言い方は、やはり好きでは無いが)挙げてくれている人もいました。失敗例の記事はありがたいですよね。


今回の私の場合、タブ粉、ドライローズペダル、水、精油・・・・形成までは、お手本通り上手に出来たのに、先っちょしか燃えなかった😢


そして、迷った。勉強会のクラフトどうしよう。これ、作る?どうする??答えは2つのどちらか、勉強会で・・・

  • やる

  • やらない


そして、あえてやる事にした。その理由は、以下の事を伝えられると思ったから。

  • 機関誌のレシピ通りに作ったのに失敗する。何万人が読む前提でも、絶対成功するレシピを掲載しているわけでは無い。(過去にも失敗したレシピはたくさんある)

  • 今度は燃えるかもしれない。

  • 生徒さんはもしかしたら絶対に燃えるレシピを探そうと思うかもしれないから

  • たとえ燃えなくとも、過程そのものにアロマテラピーを感じたから。良いレシピが見つかった時に、この過程は活かせると思う。→これが一番の理由。。

失敗はしたけれど、諦めるにはもったいない、良いクラフトだと思ったから。


アロマクラフトの失敗は、起きる

言いたいのは、以下の事。

  1. レシピ通りに作っても、見本と同じものが出来るわけでは無い。材料によって、香りも仕上がり具合も変わる。

  2. 下準備や作成の行程、道具、素材の購入先のメーカーによっても出来上がりが変わる。

と言う事。私は過去に何度も「あれれ?」を経験しています。きっとこれからも「あれれ?」ってことは起きます。でも、それが「材料が自然素材」っていう事なんですよ。だから、「あれれ?」は当然と言えば当然。


アロマクラフトは、お菓子づくりやみそ汁づくりと同じと考えてみると分かりやすいです。中に入れる材料の美味しさ、甘さ、柔らかさ、水分量で、レシピが同じでも出来上がりが全然変わりますよね。


例えば大根の味噌汁のレシピがあって、大根と味噌を入れればみそ汁になるけど、その大根がどんなだったか、味噌がどんな味噌を使ったかで仕上がりが全然変わるのと同じ。


ネットだろうが、本だろうが、失敗は起きる。だからこそ自分が発信する時は「こうしたら失敗した」を合わせて覚えておくのが良いんだと思います。



1に関して


購入先のメーカーが材料を(シアバターとかハーブ、植物油など)、どこの国のどんな工場からどんなふうに仕入れているのかで、材料に変化があります。香りや粘り、手触り、色、などが変わります。あからさまな失敗・・・ダマになったり、分離したり、そんなことも起きます。


工場もだけど、そもそもの素材も、畑な農家さん、その土地の環境でももちろん素材が変わる。いい素材でも、汚い工場、不潔な工場で加工されれば、もちろん素材がいい状態で、そのまま自分の手元に来ることもありません。




2に関して


コスメやバスボム、石鹸にありがちですが、温度や湿度、保存環境、ほんの少しの水加減で出来上がりが変わる事があるんです。同じ材料を使ったとしても、同じ場所でみんな一緒に作っても、どれだけ混ぜたか、水を入れたかでダマになったり固まらなかったり、色が思うように出なかったり・・・・色んな事が起きます。


精油のブレンドでも「あ!!1滴多く入っちゃったよ~!」ってありますよね。それでレシピとは、香りが少し変わります。でも、ブレンドに関しても、それは失敗ではなく、きっとその時にその人が必要で、何かのご縁でその1滴が入ったんだろうと思うようにしています。


 
失敗してはいけない時

以下の時は、自分が試作を何度かして「絶対大丈夫なレシピ」を作っておかないといけません。単純に相手を「がっかり」させてしまいます。

  • ワークショップをするとき(特にそのクラフトを作る事がメインのイベント)

  • 誰かにプレゼントするとき



アロマクラフトのネガティブ要素

コスメ系

  • アイシャドーやチーク(色の出し方が難しい。見た目と実際の肌に乗せた時の色の違いが起きやすい。ラメなどの大きさの好き嫌い、が難しい)

  • 美容液(有効成分、エキス、の選択。キサンタンガム、グアーガム、など、耳かき1杯レベルで計量することの難しさ。また、ダマになる事も多い

  • グロス、口紅(テクスチャ、色、難しい)

  • ファンデーション、ルーセントパウダー(市販品と比べないようにする。なかなか良いものが出来ると自分は思っているが、これも個人差がある)

  • どれも保存ケースを1~2個買うと割高。

  • 保存も、水を使うものは冷蔵庫保存。入れても1ヶ月程度。(と言われているが、これも人によって色々の意見がある)

  • コスメ全般において、成分に拘り過ぎると、高くつく。そして、アレルギーが出た時に何に反応したのか分からなくなる。

バスグッズ

  • バスソルト(ソルトに精油を入れて保存すると香りが変わる。)

  • バスボム(制作過程で水を入れる際、量によっては発砲が始まってしまう。少ないと上手く固まらない。)

  • 手作り石鹸(お風呂に置くと溶ける事がある。石鹸カスが付いて床が白くなることがある。)


 
今回の、気付き(学び)

アロマクラフトに、正直なところ「成功」も「失敗」もないんだと思う。だって素材が全部自然なものだから。お料理と一緒。敢えて言うなら「ネガティブな反応が、人体に起きてしまう」事かと。


その為にも、色々混ぜすぎず「自分に必要なものを」「楽しんで使い」「穏やかに過ごせる日常」の為に淡々と利用出来るものを自分の手で作り続けられたらいいなぁと思うのです。


このボタニカルインセンス・・・・自分で作れたら絶対楽しいのになぁ。また機会があれば再チャレンジしたいものリストに入れておこう(笑)


<みなさんと見つけた感想>


・ハーブは大きめにした方が燃えた(最後までは燃えないが) ・形成は大きめにした方が燃えた ・ツナギの素材は水、ハチミツ、変わりない ・精油は入れても揮発してしまうので、香りに期待はしない方が良い。(個人的には精油の酸化や、精油を他の物質と混ぜて燃やす事で、どんな成分に変化しているのか、この煙は大丈夫か?と気になった) ・ビニール手袋は、しない方が作業しやすくて素材を素手で感じられて楽しい。(精油が手に触れる事を心配しての指示だとは思う。だからなおさら精油を入れる必要が分からない。)

・失敗と呼ぶには、勿体無いくらい作業が楽しい。子供も大人も楽しい。燃えさえすれば失敗なく作れてアレンジできる。



他にも色んな気付きと、提案、感想を皆さん残してくれました。


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