せいようにわとこ
昨年初めて作った、エルダーフラワーコーディアル。
爽やかな風味(マスカットのようなと言われることがあります)で、夏にぴったりの飲み物になります。
今年もお花を摘ませて頂き、作ることが出来ました。
去年のレシピはコチラ
【今回の材料】出来上がり 3㍑弱
エルダーフラワー(生花)約130g
ビートグラニュー糖2Kg
水2㍑
無農薬レモン4コ
クエン酸を入れると保存が長くなるそうですが、私はたくさん作らないので、入れませんでした。去年これで大丈夫だったから。
【あると便利な道具】(作る前には道具は消毒しました)
じょうご(大)(保存瓶に熱々の砂糖水を鍋から入れる時に便利)
トング(花を瓶に入れる時に便利)
ゴムベラ(ボールにくっついた花を落としたり、瓶の中に花を押し込むのに便利)
ピーラー(レモンの表面の皮をむくのに便利)
ボール大3個
レモン絞り器(100均の安いので大丈夫)
保存便(梅酒とかを浸けたりするやつ)
【作り方】
①お花を洗う。今年は黄砂がひどかったので、特にきちんと洗いました。水分はザルで切って、あらかた乾いたら大丈夫。結局、熱々の砂糖水に漬けるので、カラカラになるまで乾かさなくても大丈夫。(と思うよ。私は大丈夫だったよ)
②大きな鍋に砂糖2キロと水2㍑を入れて沸かして砂糖を溶かします。鍋ね、重いの。合計4キロ以上になるんだよね。熱々で。だから、鍋2つにして、沸かしてもいいかもしれません。
やけどをしないように。私は、重すぎて熱いので、キッチンのシンクに瓶を置いて、持ち上げられる重さになるまで、お玉ですくいました(笑)
③砂糖水が湧く間に、房からお花を外す。最初にフォークであらかた外して、そのあと手でブチブチとちぎり取ります。茎は苦みが出ると言われますが、大きな茎から外せていれば大丈夫。楽しい作業です。
④レモンは、皮をピーラーで向き、ジューサーで絞り、皮を輪切りにします。
⑤レモンの皮と、花を和えます。可愛いよね。
⑥保存便に、熱々の砂糖水を入れたら、⑤のお花、レモンの輪切り、レモン汁、全部入れて混ぜます。混ぜちゃうんだから、瓶に入れる順番はどうでもOK。
⑦熱いので、蓋はまだせずに開けておきます。覚めたら蓋をして48時間放置。(この時間には諸説あります)(瓶には、余裕があったの。今回お花が多かったんだから、もっと砂糖水を増やして、シロップ作ればよかったかな~~なんて、思っちゃいました。)
⑧ザルで濾します。大量なもんで、ボール3つになりました。シロップのお花のエキスが上下で違う感じなので、一度濾したものをまた、保存便に入れて混ぜ合わせました。その時は、目の細かい茶こしにもう一度通して、花粉とか、レモンのつぶとかも、きれいに濾しました。
⑨出来上がりシロップ。合体。これを、また火にかけるレシピも見つけました。私は去年、火にかけなくて大丈夫だったのでかけません。(大丈夫というのは、カビなかった、異臭などを感じなかったという事です)
ジャン!でけたよ。
⑩小瓶に分けて、おすそ分け用にします。1年はもつらしいのですが、いやいや、炭酸で割って、暑い夏のうちに飲んでしまいましょう( ´∀` )
⑪飲み方は、原液:炭酸水=1:3くらい。氷たっぷりめでお願いします。ミントも浮かせちゃったりしてください。炭酸は、強炭酸だと、香りが飛んでしまう気がします。普通の炭酸がお勧めです。
私は、お酒が好きなので、こうします。(写真は去年の。)
コーディアルを白ワインで割って、炭酸入れます。(スパークリングワインでももちろんOK)
氷たっぷり。ミントも入れます。
【注意】
砂糖水を沸かす時は注意してください。熱くなります。
移す時も、保存便の外側に垂れると砂糖が固まってべとべとになります。アリさん来ます。
移すのを雑にするとアリさんが来る原因になるので、シンクやキッチンでやって、床には垂らさないように気を付けてください。
濾す時も注意して、道具はしっかり、お湯を使って洗ってくださいね。
(私、アリが苦手なんです)
積み残したお花は、この後エルダーベリーになり、また、ジャムなどになります。
楽しみです(´艸`*)
エルダーフラワー
日本名→西洋接骨木(セイヨウニワトコ)
〇風邪の予防に(欧米ではインフルエンザの予防に飲まれているそうです)
〇アレルギーの緩和
〇デトックス
〇美肌
などに、良いそうですよ。
成分的には「ケルセチン」や「クロロゲン酸」といった成分。発汗・利尿を促す作用があるそうです。そのあたりから、デトックス、美肌、できそうですよね。
面白いエピソードとしては、生薬名に「接骨木」とある様に、その昔、この枝を黒焼きにして小麦粉と練り合わせ、パップ剤の様に骨折した患部に当てて癒したという伝承的な使い方があるそうです。(村上志緒著:メディカルハーブ辞典より)
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