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執筆者の写真Masako Takashima

ブラッシュアップ勉強会「夏」の様子



今回の内容はこちらからどうぞ。


一番時間を割いたのは、ディオスコリデスの特集記事にあった、自然療法レシピ

その中から、「カミツレ軟膏」と「スギナの化粧水」

浸出油・インフューズドオイル

一番聞かれたのは、

<浸出油の浸け方>

今回の軟膏のレシピは、カミツレのインフューズドオイルが必要。ラッキーな事に、今回は春に浸けて置いたのがすぐに使えたので、それを利用しました。


畑で花を摘んで乾燥(今年は、花が小さかった)。瓶に入れて、植物油を入れ、しばらく置いて出来上がり。植物油は何でもいいです。・・・・っていうと、みなさんきっと困るので、普段自分が浸出油を浸ける時に使う植物油を紹介しますね。使い分けは、特にありません。在庫を見て決めています。


<植物油の例>

  • ホホバオイル(精製・透明・香り少ない、生活の木)

  • サンフラワーオイル(透明、オーガニック、フロリハナ、香り少ない)

  • ごま油(オーガニック、白・香り少ない、太白ごま油でもいい)

<理由>

  • カモミール、カレンデュラは、色がきれいに出るので、その色を活かすことがあるかもしれないから透明に近いもので、植物臭が少ないもの。

  • とくにカモミールは甘い優しい香りがするので、それを活かしたいから植物臭が少ないもの。癖の少ないもの。

<作り方>

  1. 植物を、瓶に入れる。(瓶は消毒する。煮沸、私はパストリーゼも使う)

  2. 植物油を入れる。

  3. 植物は瓶の半分くらいまで入れる(※)

  4. 毎日朝晩上下に振る。かびない為に行う。(植物油に浸からなかっカ部分の植物をカビさせた経験あり。)

  5. 3週間繰り返して、濾す。

  6. 早めに使う。(植物油は酸化しますから。大事に置いておかないで、さっさと使う)


※量はサイトや本によって様々。たくさん入れるのがいいとも限らないと思う。(私は結構入れちゃうけど)なぜなら、植物油に溶ける、植物の成分の飽和の量があるのでは?と思うから。



<使用期限について>

  • AEAJの会報誌には3週間と書いてありました。

  • 何の植物油に浸けるか?によっても変わると思います。

  • ちなみに私は4か月で使い切りました。(ホホバ油)


軟膏づくり

蜜蝋を、ちっちゃく折る人、大きめの人。0.1gにこだわる人、大体でいい人。


シアバターが、精製がいい人、未精製がいい人。質問を色々してから考えて決める人、香りや見た目(雰囲気)で「これ!」って決める人。


精油も(今回ラベンダーを好きなものを選んで頂いた)、じっくり選ぶ人、直感で秒で決める人。


人それぞれで面白いんです。ちなみに、正解は無いんです。湯煎の時のやけどだけ気を付けて頂ければ。なくなったら、計量して、面倒くさがらずにすぐに作れる、を目指しています。



私なんて、ガラスジャーに材料をそのままどんどん入れて、湯煎して、精油を入れて出来上がりです。今回、敢えて15mlの重さを測ってみました。11.5gでした。ビーカーがセリア(100均)です。あっているかどうかは不明です。


カモミールは、それだけで肌にもいい、香りは癒しに、ラベンダーもそうです。シアバターも、浸出油も、みつろうも、それぞれだけでもいいものばかりです。


緊張する・・・は、次回作るのに「自分で作るのが面倒」という気持ちが残るのではないか・・・と思っています。だからこそ、出来上がりを楽しんで、湯煎して材料が溶ける時間を楽しんで作ってもらいたいんです。絶対に、失敗しないから、大丈夫です。


スギナのチンキを使った化粧水

過去に色々化粧水、ローション、作りましたが、一番好きです。

水は芳香蒸留水を100%使います。ネロリだったのですが、私はARTQさんのものを使いました。

勉強会仲間のナナフロールさんは、フロリハナさんのを使われていて、出来上がりの香りが違うのも面白かった。どちらも本当にいい香りで、使い心地もいい。


チンキは、ナナフロールさんが浸けてくれたのを分けて下さいました。これね、こういうやり取りが、私にはこれぞ自然療法なんだと思うんですよ。ご厚意で「あ、あるから良かったら送りますよ~」って、なかなか言っていただけるもんじゃぁない。


しかも、本当にたっぷり送ってくださって。もうもう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



nanaflorの香織さんとも会いました

今回、勉強会仲間でスギナチンキを送ってくださった香織さんにも会いに行きました。

2人で、お互いが作った香りや、化粧水の違いを実際に確かめたり、材料の話しや使い方の話をしたり・・・・「ああもう時間が足りないよぉ」と言いながら、必ずまた会う約束をして別れました。


いつも、色んな事を惜しみなく教えて下さる香織さん。日本全国で○○沼にハマるメンバーを二人で増やせていけたらと思います(笑)


ファーム富田の芳香蒸留水


前年に出来たオカムラサキ、今年取れたラベンダ―(種類は色々はいっているのかな)の、蒸留水の香りの違いを嗅ぎ比べました。



こんなふうに、どんどん蒸留していて、たくさん採れるからなのか・・・・・お値段もびっくりするくらい安いんだってば。思わず4リットルタン買いそうになったわ。


精油はセージとターメリック

浄化のイメージが強いセージ、秋ウコンのターメリック。どちらもケトン類が多いので、ケトン=怖い、というイメージが強いんだけど、即危険なんじゃなくて、使い方や濃度を気を付けるってことなんだよ?ってお話をしました。


ホワイトセージがあったので、実際に火を付けてこんな風に浄化するんだよ~も。(ちゃんとお水に浸けて火をキチンと消します)


実演:ヘッドトリートメント

頭皮ゆるませるの、大事。から・・・・みんな大好き、体感コースを今回は入れていました。うんちくも良いけど、やっぱり体感が良いですよねぇ。勉強会の最後に入れたので、ほぼウトウト・・・・。お子さま連れの方には、お子さまにも体感していただきました。正直よね・・・・子供は(笑)眠りそう・・・ってお言葉頂きました。



 

他にもラベンダーの嗅ぎ比べや、個別に持って来られたご質問に答えたり、今回もとても濃い時間を過ごすことが出来ました。


京都からもお越し下さり、ご自身も資格もお持ちなのですが、協会違うとどんなアナウンスするのかな?とか、私もとても勉強になりました。


9月の末には「秋号」が来ます。もちろんAEAJの会員さんでなくても大歓迎です。初心者さんだって大丈夫です。ちょっと体験してみたい、作ってみたい、香ってみたい・・・・そんな理由で充分です。

自然療法がどんなものなのか、少しでもご興味のある方、また、普段のアロマやハーブの勉強に+αしたい方、どうぞご参加頂けたらと思います。


次回は、11月の開催です。



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