佐賀県鳥栖市にある。
サロンパス。
これ、なんの植物だろうか。
建物はキレイで、立派。中もとても素晴らしい。
今回の私のテーマは、自然療法と薬の違いを考える
自然療法vs薬、東洋医学VS西洋医学、の答えを出したいわけじゃない。
どういう違いがあるのかをもっとちゃんと考えたいなぁと思っていた。最近メディカルアロマについて聞かれることが多くなり、どうして「高嶋さんが教えるアロマはメディカルアロマですか?」と聞くのか?どうしてそこにこだわるのか?そこをもっとスッキリ説明したくて。
精油は薬じゃない。でも、胃もたれするときに、風邪ひきそうなときに使う。それはメディカルアロマでしょ?と言われたら、それでも違うといいたい。メディカルは医療だ。
おばあちゃんが作った梅肉エキスは、お腹痛を治す。でも、薬では無い。二日酔いに梅干しの入ったお茶を飲む。シジミ汁を飲む。でもそれも薬じゃないよね?
じゃ、メディカルとは、薬とは、何なのか?
アロマテラピーと言う植物療法は香りや季節が付いてくると思うのね。それが人の痛みやストレスを和らげる。成分が、痛みや不調を和らげる。又は予防する。
それって、メディカルなのか?何なのか。
薬の博物館だから、薬草だけじゃない、つまり植物だけじゃなくて、動物も、鉱物もあって、もっと広くメディカル(くすり)を知れるんじゃないか?と期待した。
療法(セラピー)は大きく4つ。
なるほどなるほど。
薬屋さん目線の説明
浸剤・煎剤
浸剤:生薬50gに常水50 mlを加え、約15分間潤した後、熱した常水900mlを注ぎ、数回かき混ぜながら5分間加熱し、冷後布越ししたくすり。
煎剤:1日量の生薬に常水400∼600ml を加え、30分以上かけて半量を目安として煎じ、温時布越ししたくすり。
茶剤、チンキ剤も、説明があって面白い。浸剤、煎剤、聞いた事あってもこうやって説明できなかった。
チンキ剤の瓶は今も昔もこういうのなんだね。
樟脳=カンファー
胸や、背中、胃に塗布。
これはGoogle先生に手伝ってもらって訳すぞ。
昔の外国の、薬局屋さん。素敵。
入口がおしゃれです。
これはね、蒸留器とはちょっと違った。似ているいけど、蒸留器と思って見ると「ハテナ」が出てくる。
錠剤のお薬を作る機械。こういうの、日本人は得意そう。今でも使えるんだろうなぁ
蘭引(らんびき)美しい。
そう生薬って、自然療法の人は植物をイメージしがちだけど、動物の「いろいろなもの」を使うんだよね。
アワビとかなら分かるけど、一個一個みるとさ・・・
ヘビは、まあ、ありそうだけど・・セミの抜け殻ね(笑)
ムササビの糞・・・?(;´・ω・)その横には、コウモリの糞もあったんだよ。病気になる人も絶対いたよね。
ミシマサイコは、つい最近、牧野植物園のお土産のハーブティで知ったばっかり。 菌核っていう言葉も。最近知った。この後、外の薬草園でミシマサイコの植物に出会えました。
これは良く知っている。けど、効能が、乳香に打ち身があるのが、ほぉって思う。
痛みに、ロマンパス(笑)モダンパス(笑)和らぎそう。ストレス性の痛みに効きそう。サロンパスのサリチル酸メチルは、ミズメザクラとか、ウインターグリーンの香りの成分と同じね。
今度誰か一緒に、薬屋さんごっこしてください。
リンドウはドライになってもこんなにきれいな色が残るのねぇ
キンモクセイが、ソルトを使ってモイストポプリになっていました。
この香り、植物、初めて知りました。すっごくいい香りだった。
アジサイもすごくきれいな色で残っている。
薬草園は広かった
さっき、館内で乾燥した根っこの方は、見られました。こうして、漢方薬として見たり、植物として見たり、両方出来るってすごい!!
ヤブカンゾウとホンカンゾウ
クリスマスローズも、毒性があるから、気を付けないといけないらしいですぞ。
温室。
ハーブも区分けして育てられていて、熊本大学の薬草園を思い出しました。
007のダニエル・クレイグの最後の作品(よね?ラスト、あれは死んだよね?)No time to dieに出てくる、ジキタリス。お花がきれいだからデスクに飾っていた。でも毒草という話が出てくる場面・・・おお、これか~と思いました。
全てのものは毒であり、毒でないものなど存在しない。その服用量こそが毒であるか、そうでないかを決めるのだ。
16世紀に活躍した「医化学の祖」と呼ばれる医師パラケルススの名言も思い出します。
つまり薬草だけど、これは量を摂り過ぎたら心臓止まるらしいです。→以下、厚生労働省のサイトから
ジギタリスは苦い。誤食すると、胃腸障害、おう吐、下痢、不整脈、頭痛、めまい、重症になると心臓機能が停止して死亡することがある。毒性が強く現在では民間薬として用いない。花が美しいため欧米諸国では花壇に植栽されることが多い。
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