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執筆者の写真Masako Takashima

色んな実験をしています

更新日:2023年4月3日

だってそう教わったから・・・だってそうテキストに書いてあるから・・・?それでいいのか?

「だってそう習ったから。テキストにもそう書いてあるから」そう答えれば楽だし、それでも良いんだけど、どうも気持ちが悪い。誠実な答えじゃない。


そんな時は生徒さんと一緒に実験をします。精油によって、違う結果が出ることや、使う量によって結果が変わる事もあって。テキスト通りの答えにならない事もあるし、あれれ?ってなる事だってあります。


でも、そのあれれ?もちゃんとした「結果」「事実」なんですよね。「その本の条件と、何かが違う時は、それはそれとして、違う結果が起きる」という事実。自然材料である以上、答えはきっと何通りもあると思うのね。


「だってそう教わったから」って答えた時、そのの前には必ず「何で?」という疑問が発生したわけ。「じゃ、こういう場合はどうなるの?」とか「この本では、こうしろと書いている。あの本ではああしろと書いている。どうして?どうしたらいい?」っていう、なんにせよ何しらの疑問が湧いたから知りたくなった。それに対して「だって誰かがそう言ったから」しか答えられないのは、ほんとね、ちょっと残念よ。


私は、分からない事は「ごめん、分からない」「確かにおっしゃる通りだわ」と、実験して目の前で生徒さんと、その疑問に沿った準備をして一緒にその結果を見ます。(時間オーバーする時は、もちろんそれは無料です。生徒さんの時間がない時は、後で私が実験をしてLINEで結果を知らせます)






例えば、精油って本当にグリセリンに混ざらないの?化粧品作る時はエタノールに入れるのは何で?となれば、こうします。でも、これだってすべての答えにはならないと思っている。


エタノールに混ぜてから、グリセリンに混ぜたり、水(蒸留水)に混ぜたりすれば変わるかもしれない。使う精油も、これは分かりやすいように柑橘(マンダリン)だけど、ラベンダーだったら変わるかもしれない。


量も、1滴なら違うかもしれない。もっと基材が多ければ違うかもしれない。乳化剤を使うと変わるかもしれない。・・・・かもしれない、かもしれない、が沢山あるんです。


協会のテキストは、安全に作れる様にアナウンスしてくれていますので、それ通りに作ります。でも、ネットや本で調べると、本当に色んな作り方や使用量が出てくるんですよね。


自分も含めて生徒さんが卒業した後にワークショップやお教室を開くときに必ず試作をすると思うんです。その時にきっと出てくると思うんです。「あれれ?なんか違う?この場合はどう考えたらいいの?」って。


そういう疑問が、スクールで学んでいるうちに出てくれば一番いいと思うんですよ。私は例え答えられなくても「やばい」とは思いません。だって、アロマクラフトは「化学」です。化学反応に対して何でも答えられるほど賢くない・・・(;´∀`)だから一緒に実験します。


クラフトはとにかく作る。自分が良いと思う分量や材料は自分で探すしかない事を知っているから。

例えば乳化ワックスの量だけを変えてクリームを作ります。(水溶性の材料を入れるフワフワクリーム)

こんなのどっちがいいか、わからないよね。どっちもキレイでしょう。使い心地もいいのよ~。

作った瞬間はどっちもいいけれど、保存していてどうなのか、使っていくうちにどうなのか?そんなのも確認します。作った時だけ「うわ~💞」ってなって、その後「あれれ?」が出るかもしれないから。そういう事ってあるんですよ。アロマクラフトって。


材料の購入先でも変わる事があります。どの産地で採れたとか、そういうのでも変わります。

作ったら冷蔵庫で保存しながら両方使っていきます。あ、ちなみに、このクリームは本当に良かった。どっちがいいかは、ぜひ作りに来てください。すぐ作りたい方は2時間11,000円(税、材料費、レジュメ込み)でマンツーマンでお伝えしています。水を使ったクリーム作りたいです。とおっしゃってください。

別の例で、これはボディソルトスクラブ。どのくらいの量で作るのがいいのか。お風呂場で保存していて大丈夫か。容器は何が便利か。

クレイクレンジングは、どのクレイがいいのか。自分はどれが好きなのか。水の分量はどのくらいが使いやすいかを考えて作りました。そして、保存方法と、保存期間。材料は、クレイ、オイル、水。

こうして、保存しながらカビが出て来ないか?ああ、水滴がついちゃうな。保存は効かないな。と思ったり、考えたりします。(これは、クリームじゃなくてクレイクレンジングね。)だから結論から言えばクレイクレンジングは、クレンジングなので毎日使うものなので一回一回作るのは面倒なので2~3日分の作り置き。冷蔵庫保存。という結論にしました。(私は)


結局アロマクラフトの使用期限とは

これは永遠のテーマです。一言で言えば決まっていません。目安はあくまでも目安。作っている環境、素材、保存、要は条件でなんぼでも変わります。言われているより、細菌も少なかったという実験結果も出ています。でも、それも、使っているものの成分が「抗菌作用が強い成分が多い」とか「抗真菌作用が強い成分が多い」とか「指を入れずにスパチュラを使って取り出していた」とか、そういうものも関係してくるわけで。


煮ものやカレーが、いつもより、思ったより、早く腐ってしまった・・・と同じだと思うんですよ。保存料、防腐剤が入っていないって事はそういう事。でも、たとえば梅酒や、梅干しの樽や、味噌の樽・・・常温でも(冷暗所ですが)中身は腐らないですよね。天然の防腐剤とでも言いましょうか、塩や紫蘇、アルコールを使って腐らせないって改めて凄い。


つまり、アロマクラフトにしても中身に何を入れるのか、防腐剤がイヤなら早く使うとか、抗菌作用の強めの精油や蒸留水を使うとか、そのためにも成分を知るって事が大事、そして作って自分の目で確かめる事が大事って事です。


そうそう、フワフワの水入りクリームの一か月後

水を使ったクラフトは2週間を目安に使い切ると聞いたことがあります。実際のところどうなのかな?と冷蔵庫で保存しながら使い続けました。


↑こっちは2gの方ですね。

↑こっちは4gです。たぶん。色の違いは光の加減です。

並べると、色はほぼ一緒。なめらかさの状態の違いは分かりますね。使い心地、どっちがいいか?は個人の感覚ですが、私はシアバター4gの方でした。


2gの方は、ちょっと分離気味?という感じがしました。そしてダマが感じられました。何が固まったのかなぁ。4gの方は作った時と、それほど変化を感じませんでした。要は乳化剤がちゃんとお仕事をしている、と言う事だと思うんです。


でも、変化よりなにより、一番気になるのはカビでした💦タマヌオイルが緑なので(笑)カビが生えても分からなさそうで😂

だけど使い続けていて、匂い、様子、変わった事はありませでした(と思う)。結局1カ月以上見守り続け、使い続け、大丈夫だな。と言うのが私の感想です。


今回は実験の為に2個作ったけど、このクリーム、これは使いやすく使い心地も良く、うん、紹介しても大丈夫だな、って思いました。


こういうのを作りたい方は

年に2回、クラフトワークショップをしています。お勉強は無しで、楽しくワチャワチャと作るだけ。もちろん質問は、いくらでもしてください。


<今年のクラフトワークショップ>


6月

16(木)アロマクラフトWS[夏]

17(土)アロマクラフトWS[夏]

12月

14(木)アロマクラフトWS[冬]

16(土)アロマクラフトWS[冬]


1品2,000円で、毎回4~5種類のクラフトを準備します。10∼17時までサロンを開いていますので、好きなものを好きなだけ、作ってお喋りしていってください。


募集は5/1に、作るクラフトの種類の発表と同時に行います。

連絡頂戴ね!の方は、お気軽に今のうちに連絡してください。直接メール、LINE、しますから。


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