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執筆者の写真Masako Takashima

鹿児島旅/高千穂峡/ちょっと熊本/2021年4月中旬(前半)

更新日:2021年9月20日

ー前置きー


1年越しのリベンジ旅。

2020年4月屋久島と鹿児島の旅を6泊で計画するも、コロナのおかげでキャンセル。ものすごい考えたのに・・・飛行機も、ホテルも、レンタカーも全部キャンセル。

今回、屋久島をあきらめて鹿児島をメインにしたのは、マリンライナーと新幹線1本で移動が出来、ホテルと駅、レンタカー屋さんが近くにまとまっていて、効率も良く、人に会う事が少ないと考えたから。


ーホテルー(前半)


・シルクイン鹿児島3泊/駅から近い。レンタカー屋さんの、はす向かい。近隣に飲食店多い。源泉かけ流しの温泉あり。


※指宿、霧島にも宿泊したいなぁと悩んだが、後半の予定やレンタカーの返却等を考えて同じところに3泊にした。また、泊まりたいホテルが指宿には無かった。指宿の民宿で興味があるところはあったが、今の状況ではビジネスホテルにしようと判断。


ーレンタカー

・ニッポンレンタカー/ホテルから一番近い。会社がしっかりしている。


※安いところを探してみたが、結局免責やロードサービス等「イザ」という時の事を考えると、安全をお金で買うのは大事だと思う。何か起きた時に、時間を取られたり、お金がかかったりする、その不安を減らせるのはありがたい。人もいい。



ー旅程ー(前半)


19(月)/12:35家出ー高松ー岡山ー18:00鹿児島中央ーホテル

マリンライナーと九州新幹線


※帰りは熊本から乗るので、片道のみ購入。自由席。車内はガラガラ。広島ー福岡間のみ少し混んだけれど、2人掛けの席は、どこも1人で利用できる。最後は車両に2人で怖いくらいだった。安全と時間はお金で買える。


鹿児島中央からホテルまでは徒歩10分足らず。


夜ご飯:黒マグロ専門店「紋」(味も人も、超最高)

ホテルから近い事と、おいしいマグロなんて、築地でも行かないと食べられないと思っていたから気になって行った。ガイドブックに載っていた。日本酒もおいしいかったし、お料理も一人で食べられる量で、どれもおいしくてとても良かったです。お店の方もお話の仕方が優しくて楽しかったです。思わずお酒が進みました。ビールの泡、とても上手です(笑)←ここ大事よね。


お店のお客さんは、私一人。帰る少し前に男性2人が来たくらい。きっとコロナでなければ満員になるんだろうと思う。もう一度行きたい。




20(火)/8:00ニッポンレンタカー ー16:30 車返却

霧島神宮周辺ー薬膳とスパイスの専門店ー嘉例川ー蒲生の大クスー関吉の疎水溝


ホテルのはす向かいがレンタカー屋さん。だからニッポンレンタカーにした。会員登録しておくと手続きが早くて便利。車も人も、良かった。出発前にナビの設定をさせてもらった。


一気に霧島神宮を目指します。

途中で、桜島が噴火していて・・・本当に大きく噴煙が見えて”超びっくりした”んだけど、どこで停車していいか決めかねている間に、遠のいてしまった。後で友人に聞いたら、そんなことは日常茶飯事で誰も驚かないと・・・(笑)


ガイドブックには、cafeや買い物スポットが載っていたんだけど、どうも「絶対行きたい」がなくて。結局は、自然に飢えていたんだなと、この時はまだ気付かなかった。



クスノキの大きさや、光や風にひたすら感動しながら歩いていた。



人は、そこそこ多かった。こういうところは、静かなのが好き。だから、できるだけ人の声のしないところを探しては、たたずむ。


・・・・・・・

「薬膳小町」さんへ向かう途中、川を見つけた。車を道路わきにとめて、降りて眺めたり、窓を全開にして、走ったり。誰かが一緒だと気を遣う所だけど・・・自分の気持ちのまんま、走る走る。


薬膳小町さんはとても清潔そうな、でも真面目な、おしゃれなだけじゃないお店。どれもきれいで真面目な子ばっかり。買いたいものがたくさんあって、お茶とか、サムゲタンセット、スパイス類などを購入して連れて帰ることにした。



さて・・・この後はどうしようかと、薬膳小町さんの駐車場で考えて、大クスの場所を調べると意外と近い。そこに向かう事に。



大きさにびっくり。どこを見てもただただすごい。人は少な目。良き。



幹にたくさんの植物を育てていて、とても不思議。

嫌がる事を知らないんだな、この人は。「うん、来たいなら、いいよ~」って、全員OK。的な感じよ。


思い出したのは、ラピュタの天空の城に出てきた、雲の中の滅びた城を守っている癒し系のロボット兵。肩に植物やコケをはやしながら、蝶々も回りに飛んでいるやつ。お墓にお花を添える子。


そして、このまま戻ろうかと迷うが、もう一つ。

帰り道なので寄り道を。

道の駅に車を停めて、畑の間を歩く事数分。

きっと有名な観光地では、無いかもしれないんだけど、私はこういう場所が好き。人がいなくて、静かで。昔の人のにおいが残っていて。昔もこんな静かさの中で水を見ていた人がいるのかなぁって。


気付けば、もう夕方。駅前の渋滞が始まる前には帰ろ。お風呂に入って、ゆっくりしようと、帰路についた。

・・・・


昼ごはん:大クスを見る前に、ファミマのおにぎり1個とスムージーで済ます。霧島神宮周辺でも、それほど食べたいものがなかった。観光地の食べ物は、あんまり興味がなくて、出来れば地元のお母さんが作るご飯とか、地元の人がよく食べるご飯が食べたい。体がホッとするものを食べたい。


夜ご飯:疲れたので、温泉入って、そのままホテルのレストランの海鮮丼(味はまあまあ。人が(;´・ω・))この日は、ご飯に縁が無かったんだな。とあきらめる。


でも、ドライブの行った先の自然がどこも良かったので、トータルでは、いい一日だった。



21(水)/8:00ニッポンレンタカー -17:30 車返却


知覧特攻平和館ー開門山麓香料園ー道の駅山川湊ー砂むし会館砂楽ー道の駅いぶすき

(昨日と同じ車が借りられて助かった。)



子供たちが中学校の修学旅行で行った知覧。こんな悲しい事が・・・とか、平和を守らなければ・・・なんて、そんなどころの話では無いんだろうと思う。ただ同じ年の子供が、こんな飛行機に乗って機関銃を打ちまくっていたのか思うと、お母さんはとてもツラかったよ。


この後、「開聞岳山麓香料園」へ向かう。行く途中のcafeはお休みだったんだけど、なんだろう・・・実は何となくお休みの様な、そんな気がした。確認もしないで向かったのは、知覧の後にお茶畑を見ながら走って、きれいすぎる茶畑を、あの日彼らも飛び立つ飛行機から見たのか?などと考えて走ったからか。



車を、誰もいない茶畑の脇に停めて眺める。


今回の大きな目的。ここ。

「開門山麓香料園」小豆島の曽田香料を知ってから、ずっと来たかった。どんなところで、育っているのか。工場はどんなところに立っているのか。予約もしないで来てしまったけど、たぶん見られるだろうと、予感はあった。


ワークショップや蒸留会はやっているのは知っていたけど、静かに観たかったから、敢えて・・・静かに。ひっそりと、自然の音を聞きながら芳樟と向き合おうと思ってやってきた。


ここは前に、ブログに個別に書いたよ。副園長の宮崎さんが、とても親切に丁寧に色んなお話をしてくださった。必ずもう一度行かなきゃ。聞きたいことがたくさんあるの。



開門山麓香料園の後、指宿で砂蒸し風呂へ。あの・・・ここ、なかなかすごい。真っ裸に、浴衣。それでみんな同じ場所で、砂蒸し風呂に入る。お行儀よく、入って砂から出ないと、えらい事になるやつ。そして、砂から出たら、お風呂まで歩くんだけど・・・・、浴衣の下真っ裸よね。これ、いいの??と、やはりこれも、友人に聞いたら、笑われました(笑) 

・・・・・・


昼:知覧ではやっぱりあまり食べたいものがなく、Googleで調べて、海沿いのロケーションのよさげなcafeを目指したら・・・改装中。香料園で教えてもらった道の駅もお休み。砂蒸し風呂後に食べたいものも見つからず、さすがに空腹なんだが夜ご飯に差し支えるのも嫌なので道の駅で、ソフトクリームを何年かぶりで、海を見ながら食べておいしかった。


夜ご飯:TATSU男 めちゃくちゃ良かった。おいしかった。この店の為に、昼抜きだったんだな。くらい良かった。デザートのプリンは、バースデープレートにしてくれて、嬉しかった。(若干恥ずかしかったが・・・)




 

前半の、ここまでが一人旅。

後半の明日からは、Cafe Kaora の中原さんがアテンドをしてくださった。


ものすごいドライブの距離。そして場所。贅沢でした。


旅の予定は、いつも作り込み過ぎない事を心がけます。調べるのはとことん調べて、あとは現地で決めます。ガイドブックも買うし、ネットでも調べるし、人のアドバイスも受けるけれど、当日のお天気やその場所の雰囲気、道中で気になった場所など、自分の中の「ああ、ここは気持ちがいいな」「なんか気になるな」という直感を最優先します。


それから、朝昼晩の食事も、決めない。

7時朝ごはん、12時昼ごはん、18時夜ご飯とか、決めつけるのは最悪。その時に、食べたいものに出会えるかどうかもわからない、素敵な場所が見つかるかどうかもわからないから。お腹が空いていて、おいしそうなものがあればそれを食べる。


こんなだから、一人旅が気が楽。出来れば1日2食で。体調を整えながら旅をするには、いつも軽く空腹くらいがちょうどいい。誰かと旅をするときも、そんな感覚の人がいい。


そして、自然が多いところの旅=不便。これを満喫するための旅ならいいのだけれど、そうでない限りはどこでもレンタカーを借ります。結果的に安く上がることは嬉しいけれど、安くを優先にすることは時間をかける事になるので、天秤にかけて、だいたいは「早く着く」とか「好きな場所に長くとどまる」方を優先します。お金が高くなっても、お金には代えられない「経験」「感覚」を優先したいから。


あとは、安全とか快適も、状況によっては買う。レンタカーの免責オプションとか、混みそうな時間帯の新幹線の指定席とか。高速道路を使うとか。(ここ、なぜか人と行くと意見が分かれる。)


私にとっての旅は、今まで感じたことのない感覚を経験すること。見たことの無い景色を見たり、テレビや本でしか見たことの無いものを、実際見て自分がどう感じるかを、確かめてみたい好奇心。


人からのアドバイスは、そのアドバイスしてくれる人が、素敵なフィルターを持っているかどうかで「熱心に聞きたい」、「うん、ありがとう、でも行かない」に極端に分かれる。

 

さて、長くなったので、後半は続きへ・・・




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